ダイバーシティの推進
女性活躍の推進
日本コムシスでは、「女性活躍推進法」に基づいて課題に対する目標を設定し、その達成に向けた活動を行っています。
区分 | ①女性労働者に対する職業生活に関する機会の提供 | ②職業生活と家庭生活との両立に資する 雇用環境の整備 |
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項目 | 新卒採用者に占める女性比率 | 女性管理職数(2021年4月現在に対して) | 男性の育児目的休暇※取得率 |
目標数値 | 30%以上 | 30%増 | 100% |
取組内容 |
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- ※育児目的休暇:育児休業および会社独自制度である育児目的の特別休暇
多様な人材の雇用・活躍
コムシスグループでは、多様な人材が活躍することが持続的な成長に必要であるとの考えのもと、ダイバーシティ推進に取り組んでいます。
多様な働き方の実現
コムシスグループでは、女性活躍推進を中心に様々な取り組みを進めてきました。その結果、多様な働き方を実現する環境が整備され、社内でのダイバーシティの意義への理解が進みました。
また男性の育児休暇取得についても制度の認知、取得促進に努めた結果、日本コムシスでは2023年3月期の取得率が83%と大きく増加しました。
- 1社長メッセージや研修を通じた企業風土・文化の改革(社員のダイバーシティに関する意識改革)
- 2女性のキャリア開発支援
- 採用強化
- 女性社員向けキャリア研修
- 女性を部下に持つ管理職向け研修の実施
- 3ワークライフバランス推進
- 短時間勤務や男性の育児休暇取得推進を含む子育て支援。2022年4月からは、本人または配偶者の出産を申し出た社員に上長による個別の面談を義務付けるなど、法改正の内容に則り、制度改定ならびに運用変更を実施。
- テレワークのためのサテライトオフィスの開設
- フレックスタイム制の導入
- 在宅勤務の導入
外国籍社員・障がい者の登用
コムシスグループでは外国籍社員の登用や障がい者雇用についても進めており、各人が活き活きと働ける職場環境を整備しています。
今後とも、性別、ライフステージ、障がいの有無、国籍などに関係なく、多様な人材が活躍できるグループを目指します。
カムバック採用
日本コムシスでは、シニア人材の経験とノウハウ活用の観点から、カムバック採用として定年後の再雇用も実施しています。
仕事と子育ての両立支援
日本コムシスは、「次世代育成支援対策推進法」に基づく一般事業主行動計画に沿って、仕事と子育てを両立しやすい環境の整備に注力しています。
育児休暇・短縮勤務などの育児支援制度を充実させており、その取得者は年々増加傾向にあります。
仕事と介護の両立支援
高齢者人口の増加とともに、介護保険制度上の要支援・要介護認定者数は増加しており、介護者となり得る社員に対する支援は重要な課題です。日本コムシスでは「育児・介護休業法」に基づき、介護休暇制度の制定など行動計画に沿った取り組みを行っています。
多様な働き方を実現するための諸制度一覧
誰もが活き活きと働ける環境をつくるため、日本コムシスでは他にも様々な制度を整えています。
制度名 | 概要 | |
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育児 | 育児休業 | 原則子が1歳に達するまで、または1歳6か月、2歳に達するまでの間で必要な日数(保育所に入居できない場合、または養育することが困難になった場合) |
育児による勤務免除 |
出生時より小学校3年生終了までの期間取得が可能
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パパ・ママ育休プラス | 配偶者が育児休業をしている場合、子が出生日以後1歳2か月に達するまでの間で育児休業が可能(1年を限度) | |
子育て休暇 | 1歳に満たない子を養育する者に特別休暇を連続5日付与 | |
出生時育児休業(産後パパ育休) | 子の出生後8週間以内のうち4週間(28日)を限度として取得可能 一子につき2回まで分割取得可能 |
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育児休業支援金 | 一子に対する育児休業を通算5日以上取得した場合に支給 | |
子の看護休暇 | 小学校3年生終了まで、1年間に5日、2人以上の場合1年間に10日まで(半日単位での取得も可) | |
母性健康管理の措置 | 妊娠中の従業員に対して時間外・休日労働・深夜労働・危険有害業務の免除、通常業務の軽減、通院時間の付与 | |
産前産後休暇 | 産前6週間(多胎妊娠の場合14週)、産後8週間 | |
配偶者出産休暇 | 配偶者の出産時に認められる休暇、1回につき2日 | |
介護休暇 | 要介護者1人につき、1年間に5日、2人以上の場合1年間に10日まで | |
介護休業 | 要介護者1人につき、通算93日まで(最長365日まで) | |
休職制度 | 業務上・通勤途上災害、結核性疾患・その他私傷病、公務 | |
フレックスタイム制度 | メリハリをつけて時間を有効活用することを推進 | |
テレワーク勤務 | オフィスワークとリモートワークを併用した働き方を推進 | |
エリア職社員制度 | 一定のエリア内での勤務 | |
定年退職者の再雇用 | 定年後も勤務を希望する従業員全員が、シニア社員として勤務を継続することが可能 |
社会からの評価
くるみん
日本コムシスは、少子化対策や子育て支援に関する一定基準を満たした企業として、東京労働局長より「基準適合一般事業主」の認定を受け、2008年に次世代認定マーク(愛称「くるみん」)を取得しました。
えるぼし
「えるぼし」とは、女性活躍推進法に基づいた行動計画の策定および届出を行った企業のうち、女性の活躍に関する取り組みの実施状況が特に優良な企業を厚生労働大臣が認定する制度です。
2019年、日本コムシスは、厚生労働省が定める5つの評価項目である「採用」「継続就業」「労働時間等の働き方」「管理職比率」「多様なキャリアコース」の全ての項目で評価基準を満たし、最高位である3段階目を獲得しました。