ICT基盤構築

大容量ファイルデータ移行サービス

システム管理者でも実態を把握しきれない、100TBを超える大容量ファイルサーバの完全なデータ移行を実現します。

ソリューションの概要・特徴

ファイルサーバの移行には、次のような様々な課題がつきものです。

  • データ量が膨大でフォルダ構成が複雑。それでもデータ移行やファイルサーバの切り替えを行う必要がある。
  • 短期間で大容量ファイルサーバを切り替えられるか不安。
  • 会社の重要な資産であるため、ファイル移行漏れは許されない。
  • セキュリティの観点から、アクセス権が完全に移行されていることを全数確認したい。

弊社のソリューションは、これらの課題をすべて解決いたします。

フロー

データ移行実施の環境は、お客様によって違うものです。
また、ネットワーク回線が重い、サービス停止を最小限に留めたいなどの課題も千差万別です。
そのため、弊社では事前にヒアリングをさせていただき、移行方法を決定。
その後テストなどを行い、最適な移行方法を決定させていただきます。
また、移行元、移行先のデータが完全に一致していることを客観的に示させていただきます。

  1. 1ヒアリング現状調査
  2. ファイルデータ移行に関する要件をヒアリングします。また、既存ファイルサーバを分析ツールを用いて調査し、移行の全体像を明確化します。
  3. 2パイロット移行
  4. サンプルデータを用いてパイロット移行を実施。これにより、ファイルデータの移行速度や環境条件を把握します。
  5. 3移行計画策定
  6. 移行要件、既存ファイルサーバの構成、パイロット移行結果をもとに、以下を検討して最適な移行計画を策定します。
    • データ移行サーバの台数

    • 移行ツールの実行並列度
    • 移行スケジュール
  7. 4本番データ移行
  8. 初期データ移行 → 差分データ移行 → 最終データ移行の3ステップでデータ移行を実施します。移行できないファイルやフォルダについては、失敗原因に応じた適切なデータ移行手法を用いて対処します。
  9. 5データ移行完全性確認
  10. 最終データ移行完了後、移行元と移行先のファイルサーバを分析し、以下の項目について完全一致を確認します。
    • ファイル/フォルダ数
    • ファイルサイズ
    • 作成日付/更新日付
    • アクセス権


これらのサービスは、ビッグデータ解析技術を用いた独自ツールによる高速かつ正確な突合(チェック)を通じて、完全なデータ移行を実現します。

事例紹介

お客様の資産である「データ」をNetapp社ストレージからデル・テクノロジーズ社ストレージへ移行の際、robocopyのみでは完全移行が出来ないため、弊社ソリューションを利用。
2億ファイルを完全一致させる形で100%の移行が完了。

お客様名   :M社(製造業)
用途     :全社ファイルサーバ
ユーザ数   :約3,000名
データ移行期間:約4か月
移行データ規模:容量 336TB、ファイル数 2億、フォルダ数 2,000万
切替期間   :3日間(3連休利用)
移行完了基準 :移行元/移行先データの完全一致
        (ファイル/フォルダ数、ファイルサイズ、作成日付/更新日付、アクセス権)


※あくまで事例であり、移行元/移行先のストレージのメーカ、機種には制限がございません。