
土木エンジニアとして
通信土木事業から安心・快適に生活できる街づくりに挑む
2016年入社
社会システム事業本部
土木エンジニア
大沼 正太
01入社のきっかけ
通信建築業No.1の安定感と雰囲気の良さに惹かれて

私が入社を決めた理由は、通信建設業界の最大手として安定した経営基盤があること、そして会社説明会や面接時に感じた社内の雰囲気の良さでした。特に、先輩方の和気あいあいとした社風に強く惹かれたことを覚えています。大学時代、私は情報通信工学を専攻し、特に無線ネットワークに関心を持っていました。その中で、安定した通信環境の構築に貢献したいという思いが芽生え、通信建設業界を志望するようになりました。そして、日本コムシスの通信に対する思いや人柄に共感し、入社を決意しました。
入社後は土木エンジニアとして、電線類の地中化を進める電線共同溝工事に携わっています。この仕事は、電柱を地上からなくし、地震などの災害時にも安定した通信を確保することを目的とした社会的意義の高い仕事です。日々、やりがいを感じながら取り組んでいます。
02現在の仕事
電柱・電線の地中化でインフラを再構築

現在は地中化協定工事を担当しています。都内で進められている電線共同溝工事に携わり、「電柱のない街づくり」を目指しています。ここでは、電柱や電線などの地上にある通信設備を地中に埋設します。電柱がなくなることで道路が広くなり、メンテナンスがしやすくなるだけでなく、街全体の景観も向上します。
ロンドンやパリなど、ヨーロッパの都市ではほぼ100%電柱が地中化されていますが、日本の場合、東京23区でも8%程。特に地震などの自然災害が多い日本では、電柱の地中化は災害対策として非常に有効な手段とされています。このような社会的意義の高い仕事を通じて、安心・安全な暮らしを実現するためのインフラ再構築に取り組んでいます。
地中化協定工事における私の主な業務は、現場代理人として各企業との調整や会議・打ち合わせを行い、発注者や道路管理者への書類作成・提出(施工書類など)を担当することです。また、協力会社との工程や施工方法の確認・調整も私の重要な役割です。さらに、現場や職場では上下関係を越えて気軽に意見や冗談を交わせるような、明るいチームづくりにも力を入れています。これもまた、私にとって大切な仕事の一つです。
一日のスケジュール
9:00
始業
朝礼にて現場の進捗確認やチーム内でのスケジュール共有
ヘルメット等の点検
9:30
事務作業or現場
各種提出資料等の作成
現場立会、計測等
12:00
休憩
13:00
事務作業
14:00
会議等
各工事の調整会議に出席(月数回、時間未定)
17:00
打合せ
各工事の進捗及び施工方法や工程等の確認
19:00
退勤
03仕事の魅力
小さな達成が積み重なり大きなやりがいに

これまでの挑戦の中で特に印象的だったのは、山中で取り組んだ水素パイプライン事業です。
このプロジェクトは、NTTの通信管路内に水素供給管を通し、水素を実際に流した場合の活用可能性を検証するというもの。未開拓の事業だったため、工場長と手探りで一歩一歩進め、その中で新たな発見や学びがあり、”人はもがくことで成長する”のだと感じた1年でした。
私は、「やりがい」とは、大きな成功ではなく、日々の小さな達成の積み重ねから生まれるものだと考えています。例えば、”精度の高い図面を作図できた”、”協力会社との信頼を築けた”、”後輩の成長を感じられた”といった、一つひとつの成果が積み上がることで山となり、やがて大きなやりがいに繋がっていくのではないでしょうか。何億、何十億という規模のプロジェクトは、一見するとそのスケールの大きさにやりがいを感じがちです。しかし、その裏には無数の小さな苦労や課題が隠れています。それらを一つずつ乗り越えていく過程にこそ成長があり、やりがいの本質があると私は信じています。
04今後の目標
仕事の意味や意義を知り、伝えられる人へ

現在、入社10年目を迎え、自分自身の仕事だけでなく、日本コムシスという会社全体についても考える機会が増えました。会社をより良く、さらに盛り上げていくためには、「会社から社員への愛」と「社員から会社への愛」が両立している状態が必要だと感じています。
これまで私は、「この人のために一生懸命頑張りたい」と思える先輩や上司に何人も出会ってきました。その存在が私の中で次第に“会社への愛”へと変わっていきました。私にとって、そうした先輩方の支えが大きな原動力となり、今の自分があります。
これからは、私自身が先輩たちのように、仕事の意味や意義を後輩たちに伝え、共に理解し、同じ目標に向かって進める存在になりたいと考えています。
メッセージ
培った文化も大切に、自由な発想で切り開いていく
日々働くなかで、日本コムシスは発注者や取引会社などから大きな信頼を置かれていると強く感じます。「日本コムシスに依頼すれば安心だ」思っていただけるのも、これまでの先輩達が積み上げてきた功績だといえます。そのような社内の文化を引き継ぎつつ、既存のものに縛られない自由な発想を持って、新しい分野に挑戦していくことも、これからの社員に求められるものだと感じています。
私自身、採用面接で当社のあたたかく風通しの良い雰囲気を知りこの会社に入ることを決めました。学生の皆さんにもぜひそんな当社の魅力を感じていただき、将来の選択肢のひとつに入れていただければと思います。