誰もが大いに挑み、
活躍できる環境を。

社会システム関連事業
都市型データセンター構築工事
2006年入社
社会システム事業本部 電設・GX事業部
技術長補佐
後藤 剛
2015年入社
社会システム事業本部 電設・GX事業部
社員
中村 優貴子

データセンター事業拡大に向け、情熱をかける技術者たちの挑戦

近年、データ通信量の増大を背景として、データセンターの需要が高まっている。
日本コムシスでは、今後さらに発展が見込まれ、スマート社会に貢献できる事業として、データセンター構築事業に力を入れており、
若手の育成も大きなテーマとなっている。若手社員、女性社員もメンバーとして参加する都市型データセンター構築プロジェクトを追った。

01背景

緻密な調整を経て、1年かけた検討、設計から施工へ

都市型のデータセンターを構築する当プロジェクトは、2023年に始まった。プロジェクト開始から1年は、検討業務、設計に時間が費やされた。敷地面積が十分な郊外型と違い、都市型のデータセンターは限られた敷地を有効利用して建てられる。
当プロジェクトも例外ではない。1000平米に満たない土地に地下1階地上8階 (塔屋4階)建てのデータセンターを建設する。「IT容量で示すと4.8メガの規模で、電力設備は万が一の停電に備え、特別高圧引き込みにより7MW(メガワット)、停電時の発電機は13.5MWと、建物の規模に対して過剰なほどの設備を備える必要があります」と語るのは、当プロジェクトのリーダーである後藤だ。チームの若手社員たちのリーダーとして活躍している中村も、「限られたスペースにサーバーや通信機器などを設置するため、搬入時、本当に収まるのか、設計図面を数ミリ単位で確認しています」と現場の苦労を語った。

02使命

文系出身者も大いに活躍できる現場

チームは当初男性2名、女性1名だったが、今ではメンバーが増え、女性社員が半数を占める。女性社員も含め、皆が働きやすい環境をつくるにはどうしたらいいのか。リーダーの後藤は、若手や女性社員のフォローを中村に任せることにした。「すでに後輩の指導も行っている中村さんなら皆と上手くやっていってもらえると思いました。年齢も近いので、相談しやすいこともあるのではないかと」。中村も「このチームは、年齢や男女に関係なく話しやすい雰囲気です。何より新しいことにチームの皆でチャレンジできるのが楽しいですね」と笑顔を見せた。

もともとは再生可能エネルギー事業に携わっていた後藤にとっても、今回のデータセンター構築プロジェクトは新たな挑戦だ。日本コムシスは通信基盤事業、ICTソリューション事業、社会システム事業の3つを柱として幅広い分野の事業を手掛けており、「まるで社内で転職をしているような気分になれる」、そんな言葉を聞くほど、新しいことに挑戦できる環境がここにある。
また、今回のメンバーの半分は文系出身者。「文系・理系関係なく、現場の知識は入社後に一から学ぶことができます。そのなかで各人のスキルや特性などを見ながら、設計を任せたり、現場を多く経験してもらったりと、適材適所で活躍の場を作れるように心がけています」と、後輩の育成にも力を注ぐ中村は言う。

03ビジョン

いつかは一人ひとりがチームリーダーに

今後ますます高まるデータセンターの需要に対応していくため、全社をあげたチーム力の強化が欠かせない。
「今回の経験をチームの皆が自分の糧として成長してほしいと思っています。特に中堅社員の皆には、今後、それぞれが各チームをもち、そのリーダーとして活躍してくれることを期待しています。若手社員も、当プロジェクトを通して“これならできる!”という何かを身につけられたらと思っています。それを核として、さらにステップアップしていってほしい」と後藤。今は、データセンター完成というゴールに向かい、チームの皆で気持ちをひとつにして進むだけだ。

今後の展望

日本コムシスの特性を活かし、スマート社会の進展に貢献する

現在、データセンターそのものの構築だけでなく、データセンターの間をつなぐ、データセンター間通信の需要も増加している。日本コムシスは、電力工事だけでなく、通信、土木工事も1社で手掛けることができるため、データセンター間通信設備の構築においても活躍できる力を持っている。
さまざまな分野を1社で手掛けることができる会社は多くない。日本コムシスは、それらを組み合わせて提供することのできる会社として、社員一人ひとりが新たな挑戦を続けながら、スマート社会の発展に貢献していく。