多様な働き方を可能にする制度づくり

田中:吉澤さんが産休・育休を取得された時代からおよそ20年が経ち、社員のワーク・ライフ・バランス向上につながる制度はかなり整備されてきましたが、社員が十分に使いこなせていないという課題がありますね。

吉澤:日本コムシスはこれまで、世の中の動向や国の法改正を踏まえて段階的に制度を整備してきた経緯があります。最近になって女性活躍推進の重要性が産業界で高まったことから、これからは人事制度の改定や、制度を使いやすくする環境整備などが、より本格的に動き始めると見ています。

インタビュー写真

井上 奈津子

井上(奈):同感です。「女性社員は少数派」だった時代に入社した世代が管理職となり、時代も大きく変わってきたことから、女性活躍推進の施策づくりが社内で加速しています。ただし、多様な働き方を可能にする柔軟な勤務体系については、まだ実現していません。そこで現在、男女問わず個人の事情に応じて活用しやすい勤務制度の整備に着手している段階です。

田中:新たな勤務制度として、まずテレワーク(*4)を導入することになり、2017年8月から試行運用を開始しています。私は現在、テレワークの施策づくりに関わりながら、トライアルメンバーとしても、在宅での勤務を実際に試行しているところです。時間や場所の制約を受けずに働ける柔軟な勤務形態を可能にするこの制度は、とくに女性社員からの期待がかなりあります。

井上(奈):テレワーク、ぜひやってみたいですね。通勤にかかっている時間を別のことに充てられたらどんなにいいだろうなと思います。

(*4)・・・ICT(情報通信技術)を活用した、時間や場所にとらわれない柔軟な働き方。 自宅や、自宅近くに設けたサテライトオフィスなどで、業務遂行が可能になる。

コラム1

女性、シニア、障がい者―――多様な人財を積極雇用

日本コムシスでは現在、「ワークスタイルイノベーション」と名付けた、働き方や人事制度の改革に着手しています。「この施策によって、ITや人工知能を用いた仕事の生産性向上と、多様な人財の確保を、達成目標に掲げています。『多様な人財』とは、働く意欲はあるもののどこにも雇用されていないシニア・障がい者の方々などを想定しており、中途採用やパートタイマーでの採用が中心となります。新卒で入社される社員のみを想定していた人事制度と運用ルールも部分的に改定し、多様な人財の活躍を後押しするものにしていきます」と、田中亜子は説明します。 また、各事業部で行われている仕事の棚卸しと業務プロセスの選別を実施したうえで、その一部をアウトソーシングしていく計画もあり、具体化を進めています。これが実現し、社員の負担が軽減されることで、ワーク・ライフ・バランスの向上効果も見込めます。 当社には、工事現場での業務だけでなく、セキュリティ対策が施された通信環境とPCさえあればどこでもできる業務も、多く存在します。だからこそ、テレワークの導入や多様な人財が活躍できる場の創出が可能になるのです。

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日本コムシスの女性活用推進アクション


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