女性の活躍が「当たり前」になっている会社を目指す 人材育成部長&女性活躍推進PTリーダー 須田憲雄
EMPLOYEE DIVERSITY

2016年に発足した、日本コムシスの「女性活躍推進PT」。
その目的と活動内容を、ご紹介します。

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ダイバーシティに関する人材育成部長の考えをおうかがいします。

多様な人材がともに働くことは、イノベーションを生み出し、会社の成長発展につながります。当社では、男女を問わず社員一人ひとりが、自ら活躍の場を広げ、能力を最大限に発揮できるよう、全社員の意識改革をはじめ、誰もが柔軟で多様な働き方が可能な制度や仕組みづくりを進めていきたいと考えています。

日本コムシスでは2016年「女性活躍推進PT」という組織を社内で立ち上げていますが、このプロジェクトを発足させた背景と目的を教えてください。

ひとつは、この年に施行された女性活躍推進法への対応です。職場における女性活躍の状況把握や行動計画の策定などが義務づけられたことを受けて、当社においても課題を明確にしました。それは主に、「女性の採用者数が少ない」「女性管理職の比率が低い」という2点です。これらの課題解決に向けた具体策を検討し、女性活躍に向けた制度策定につなげていくために、プロジェクトチームを発足したのです。

もうひとつの背景は、女性だけに限らず、個々の社員がライフステージに合わせて継続的に能力を発揮し、活躍できる環境を整える必要があったからです。つまり女性の活躍推進は、全社員の意識と働き方を改革していくダイバーシティ推進のための施策のひとつであり、突破口でもあると位置づけています。女性比率などの数値目標を掲げて、3か年計画で取り組んでいます。

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このプロジェクトはどのようなメンバーで構成され、どんなサイクルで運営されているのでしょう。

第1期では各事業本部から3~5名ずつメンバーを招集し、計30名で発足しました。「採用強化」「キャリア形成」「職場環境」「モチベーション向上」「意識改革」という5つのテーマに分かれて、月に一度メンバーが集まり、議論を重ね、社長に向けて提言を発表しました。女性社員だけでなく、男性も含めて構成されており、支店のメンバーは毎回TV会議で参加しています。
活動2年目を迎えた2017年9月には、1年目のメンバーのうち8名が公募による新メンバーと交代して、活動を進めています。

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これまでに得られた成果は?

「新卒採用者に占める女性の比率を20%にする」という目標を掲げているのですが、率直に申し上げてまだこの比率には届いていません。しかし最近の新卒者の内訳を見ると、少しずつ女性の比率が高まっていることは事実です。「採用強化」をテーマに議論してきたグループからの提言を受けて、2019年度からは、共通系(*)と技術系に分けて採用する従来のやり方を改め、募集から採用までを一括して実施し、学部なども不問にします。

(*) 総務、人事、経理、財務など、すべての事業部門で共通して行われている業務。

女性管理職については、2016年に2名、2017年に2名が昇格しています。まずは「女性管理職の比率を現状の2倍以上に」という目標を達成し、将来的にはさらに高 い目標を掲げたいと考えています。

このほか、「職場環境」を議論してきたグループからの提言を受けて、サテライトオフィス、およびフレックス制度(変形労働時間制)について整備することが決定しています。今後は育児との両立をサポートする制度・環境整備だけでなく、介護との両立がしやすい制度づくりにも着手していく考えです。

定性的な効果としては、全国各地で女性活躍推進をテーマにした研修や対話会を重ねてきたことで、男性社員の意識が変化しつつある点が挙げられます。女性に対する無意識の偏見や思い込みが解消へと向かい、女性社員を育成し活躍の場を広げていこうというムードが高まっているのです。

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このプロジェクトによって、最終的に達成しようとしている目標は何でしょう?

日本コムシスの各部門で、女性の活躍が当たり前になり、「女性活躍」という言葉が 存在しない会社にする。これが、本プロジェクトの最終目標です。

通信建設業界、あるいはICTソリューション業界を目指している女性の学生に向けてのメッセージを!

私たちが手掛ける通信建設工事やITソリューション事業は、人の生活や企業活動に無くてはならない社会インフラを設計・構築し、安定的かつ安全に維持していく役割を担っています。これらの事業に携わることで、結果として社会に大きく貢献できることになります。一方、他の産業と比較して、女性の活躍が進んでいない業界でもあります。そのぶん、新たに活躍できる場を開拓したり、これまでにない仕事のやり方を開発・普及させるチャンスが多いと言えます。
社会をより良い方向へ動かしていきたいという人。成熟した業界よりも、未開拓の領域がたくさんある会社に飛び込んでみたいという人。そして、変化することが好きな人を、新しい仲間として求めています。

(2018年2月 取材)

日本コムシスの女性活用推進アクション


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