ドコモ事業本部 モバイルエンジニアリング部 工事推進部門 関谷 香恵
EMPLOYEE DIVERSITY

日本の携帯電話サービスを支える無線基地局。その工事管理を担当する社員は、大切な二つの使命を担っています。ひとつは安全と品質を確保し、事故を防止すること。もうひとつは地権者や住民との良好な関係づくりです。そこには若手・中堅の男性技術者だけでなく、経験豊かなベテラン社員や女性技術者ら、多様な人財が求められているのです。関谷は女性技術者の立場から、鉄塔建設工事の醍醐味と、地権者様への対応での“意外”な話を披露します。

わたしの仕事
基地局の鉄塔をつくる「建築担当」
現場での写真
無線基地局を完成させるには、用地の選定に始まって、設計、建築、無線装置の設置という工程を経る必要があります。その中で私が担っているのは、鉄塔やアンテナ支柱を建設する「建築担当」という仕事です。先輩の現場代理人を補佐しつつ、協力会社の皆さんと共に現場の安全確保と施工品質を高めていくことが私の任務です。
この仕事では、設計図面どおりに施工が行われているかを確認することが、とても重要になります。そのためには、施工に関する広範囲な知識が不可欠です。また、現場でイレギュラーなことが起きた際は、その場でできる限りの対処をするとともに、設計・営業など他部門との調整も必要になります。
入社後は現場経験を積みながら、労働災害防止のための「作業主任者」や、無線側の工事で必須となる「電気工事士」など、複数の資格を取得しました。現在は、建築工事の主任技術者や監理技術者になるために不可欠な「1級土木施工管理技士」の資格取得にチャレンジしているところです。
高所に登って作業を行う機会も、年に数回はあります。4年あまりの経験の中で最大規模の工事案件は、公道から離れた土地に高さ54メートルの鉄塔を建て、基地局を構築するというものでした。基地局までの搬入路をつくる土木工事の進捗管理も併せて担当することになり、土木工学出身の私にとってやりがいのある案件でした。
わたしの目標
数年後をめどに、現場代理人を目指す
インタビュー写真
建設用地を選定するプロセスでは、折衝専門の担当者が地権者様やビルのオーナー様へ説明し、交渉を行います。そして建設地が決定した後も、関係者との良好な関係づくりは工事を進めるうえで大切な要素となります。たとえばマンションの屋上にアンテナを建てるケースでは、オーナー様や管理会社から工事の時間帯を指定される場合があります。協力会社との時間調整はもちろん、作業時の振動や音への苦情が寄せられた際には対応にあたる必要もあります。主に工事責任者である現場代理人が矢面に立つのですが、状況によっては私もオーナー様を訪問します。ある時は「まさか女性の方が来られるとは思っていなかった。なんだか怒りが収まってきたよ」と言われたことがあります。相当キツく怒られるだろうなと覚悟して先方に向かうと、オーナー様の表情はそれほど険しくなく、話しぶりがだんだんと「愚痴を聞いてほしい」といったトーンに変化していくこともありました。相手の反応がどのようなものであれ、苦情の本質的な原因を把握し、ご要望をしっかりとうかがったうえで、適切な対策を講じるように心掛けています。
ある日の朝、現場の前の道を小学生の集団が歩いていて、鉄塔を仰ぎ見ながら「何かの工事をやっているんだね」などと話していたことがありました。そして下校の際、児童たちがふたたび現場の前を通ると、登校時より数十メートルも高くなっているのを見て、とても驚いていました。そんな光景を見ると、私たちは「びっくりされるような仕事をしているんだな」と実感します。
当面の目標は、数年後をめどに現場代理人になることです。モバイル系工事の将来的な環境変化に対応できるよう、設計やコンサルの知識も蓄えていきたいと考えています。
インタビュー写真
大学で土木工学を学び、修士課程では理工学研究科で流体を研究。水と構造物の流れ方を、自作したプログラムを用いてPC上でシミュレーションしていた。「私はもともと現場志望。そして日本コムシスは、インフラ建設とIT系ビジネスの両方を展開している会社。自分の志望に合致しており、大学での研究も活かせそうだと考え、入社を決めました」と述懐する。月に2回ほど、ホットヨガに通って体を動かしている。「疲れやストレスが吹き飛んで、リセットするような感覚がとても気に入っています」と明るく話す。

(2017年1月 取材)

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