社会基盤事業本部 基盤システム部 西田 沙織
EMPLOYEE DIVERSITY

建設現場で働く女性の活躍がマスコミなどで報道されるケースが、最近になって増えています。一方、日本コムシスが手掛けている通信ネットワーク工事や土木工事の現場は、高所や地下など特殊な環境で行われることが多く、そこで奮闘するのは男性の技術者・作業員がまだ大多数です。
西田は、業界では数少ない“土木女子”のひとり。持ち前の明るさで現場にいち早く溶け込み、土木の知識・技術スキルを、実務を通じて学んでいます。

わたしの仕事
東京の通信を支える“大動脈”を補修する
現場での写真
日本コムシスの主な取引先のひとつであるNTT東日本様は、東京都内に百数箇所あるNTT局舎同士を「とう道」という地下のトンネルでつないでいます。その内部には通信ケーブルが布設されています。
私は現在、大田区と世田谷区にあるとう道(羽空とう道)の補修工事を担当しています。大田区の現場は羽田空港にも近く、管路という細い管を経て空港の各施設につながっています。つまり、とても重要なインフラと言えます。工事区間は1,250メートルで、直径は最大で3メートルほど。深いところでは、地表から25メートルの深さに掘られています。
少し専門的な話になりますが、この羽空とう道は、トンネルを掘るときに設置する円形鋼材の天井・側壁部にパネルを組み立て、その後枠とパネルの間に充填剤を注入する「プレキャスト」という方式で建設されています。この方式は1998年頃に、他の施工方式よりも工期・コストの面で優位という理由で施工されてきましたが、現在は経年劣化によるパネルの変形・漏水が発生しています。そのため、天井・側壁内部のパネルと充填剤を撤去し、新たにコンクリートで内部を構築します。
他にも都内のとう道では、内部の排水設備、ケーブルを布設する受金物などの設備に劣化が生じているため、アルミや強化プラスチックの新設材に交換することで劣化・腐食を防止する工事なども担当してきました。
わたしの「今」と「これから」
工事の工程を踏まえ、「次」を予測して主体的に動く
インタビュー写真
弊社からは、上司にあたる現場代理人と監理技術者が現場に入っており、作業工程の管理や、施工技術に関わる仕事を担っています。私は主に、工事の安全確保に用いる掲示物や排水管などの材料を発注する業務に従事しています。NTT局舎に直結しているとう道工事のマネジメントは、長年のキャリアと幅広い専門知識が不可欠です。今の私は、実務を通じて監理技術者・現場代理人・協力会社の職人さんから土木などの知識を学んでいるところです。
いつも心掛けているのは、二人の上司から次に何を指示されるのかを予測して動くこと。監理技術者からは「失敗してもいい。まずはやってみろ」と、たびたび励まされています。もうひとつは、現場をできるだけ明るくしようと努めていること。協力会社の職人さんたちが休憩時間にくつろいでいる時には、冗談を言って笑わせたりしています。あとは、朝の挨拶ですね。私は声が大きい(笑)ので、工事区間の端っこまで響き渡っているはずです。今後は、現場で3年間の実務経験を積んだのち、1級土木施工管理技士の資格取得を目指します。
日本コムシスは、学生時代の専攻や経歴の異なる多様な人が集まっている組織です。いろいろな技術スキルを持つ人と働ける楽しさがあるし、未知の現場や他部門への異動を機に、新しい経験を積めるチャンスも増えていくと思っています。
インタビュー写真
大学では都市環境デザイン工学科を専攻し、土木や都市計画を学んだ。「学生時代はあまり読書をしなかったので、今はいろいろな分野の本を読むことを自分に課している」と言う。休日は、普段の職場とは違う環境に身を置くために、「友だちと代々木公園や新宿御苑などに足を運び、お茶を飲みながらダラダラ(笑)しています」と屈託なく話す。

(2017年1月 取材)

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